細胞可視化ユニット
-Cell Visualization Unit-

Parasite

寄生虫

Parasite(寄生虫)
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リソースが限られた環境でマラリアをラベルフリーで早期診断するためのポータブルLab-on-a-CDインピーダンスアナライザの開発


THEME

Lab-on-a-CDセンサーの開発

Parasite(寄生虫)

マラリアの進行状況のモニタリング

マラリアには多大な対策が行われていますが、依然として世界的に深刻な感染症問題となっています。2020年には、主に資源に乏しいサハラ以南のアフリカで、約2億2900万人のマラリア患者と50万人以上のマラリア関連死が報告されています。薬剤耐性の増加を抑制するためにRTSSワクチンの開発が試みられていますが、その効果はわずか50%程度であり、マラリア対策の柱は効果的な診断と化学療法に委ねられています。世界保健機関(WHO)は、資源が限られた環境におけるマラリア診断薬の適合性を判断する基準として、手頃な価格、感度、特異性、使いやすさ、堅牢性、迅速性、機器不要性、送達性(ASSURED)を定めています。しかし、現在のほとんどのアプローチは、この基準の多くの要素を満たしていません。本研究では、サハラ以南のアフリカのような資源に乏しい環境において、高い処理能力とラベルフリーでマラリアを早期発見するための携帯型LOC(Lab on a CD)電気インピーダンス分析装置を開発しました。

研究内容PDF
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MEMBER

Martin W. SIFUNA Ph.D (Leader, PhD)
Milka Wambui WAITHERA (D2)

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千葉大学の武居研究室では、マラリア流行地域、特にマラリアが蔓延しながらもその対策に資源が限られているアフリカの研究者と共同研究を行っています。日本ではマラリアが流行していないため、マラリア流行地域との共同研究により、地域の事例を実際に経験しながら、新しい診断機器の開発を行っています。また、このような共同研究を通じて、日本と共同研究先の国々との交流や意見交換が行われています。

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